(測定事例File029)            マンホール工事後の家屋振動測定

●測定内容
   事務所前(府道202号)の水道工事直後から約1月間、工事した箇所がまわりのアスファルトとなじめば
   振動が収束すると静観していたが、全く振動が収まる気配がないので工事後の振動レベルの測定を行い、
   工事前の振動レベルと比較を行った。
   
●使用機器
   振動レベル計(リオン:VM-52)  データレコーダ(リオン:DA-20)  分析ソフト(リオン:DA-20PA1)

●測定方法
   振動レベル(鉛直方向)を敷地境界及び事務所(2F)にて同時
測定した。
   測定回数は500秒/回を20回連続行った。
   
●測定場所
   事務所前(府道202号)及び事務所(2F)

●測定結果
   測定及び比較の結果、敷地境界で工事後は、敷地境界で9〜14dBz上昇していた。特に事務所(2F)振動
   が激しくなった。工事前までは、Z(鉛直)方向のみであったが、今では横方向の振動も感じる。
   一般的に木造家屋の場合、地表よりも家屋の方が振動レベルが約6dB高くなることが報告されている。(木
   造家屋の振動増幅「環境庁、文献1 監修:通商産業省立地公害局」)当社事務所も木造2階に位置している
   ことから敷地境界に比べ、事務所(2F)の方が約6dBの増幅があった。
   工事後の事務所(2F)振動レベルは時として70dBzの振動レベルを記録するようになった。(気象庁震度階よ
   り震度2相当)
   現在、水道局へ相談中。

波形記録
 工事前後の振動レベル                                      (単位:dB)
状況 測定場所 方向 時間率レベル
L10 L50 L90
工事前 敷地境界(1F) Z 33 <30 <30
工事後
敷地境界(1F) Z 42 33 <30
事務所(2F) Z 46 38 32
X 31 <30 <30
Y 31 <30 <30

            
                    工事前後の敷地境界での振動レベルの変化


           
             工事後の敷地境界(Z方向)と事務所2F(XYZ方向)の振動レベル 
              ※道路工事後の敷地境界Z(鉛直)方向と2階事務所の3軸(XYZ)方向の振動レベル、紫色の
               約10dB以下の数値は、敷地境界と2階事務所のZ(鉛直)方向の増幅した振動レベルを示す。



         
              工事後の敷地境界(Z方向)と事務所2F(Z方向)の振動レベル
                ※鉛直方向のみの敷地境界と事務所2Fの振動のグラフであり、時として2階事務所
                  振動レベルが70dB付近にあり、家屋の揺れを大きく感じる



                
                 敷地境界(Z方向)と事務所2F(Z方向)振動の相関図


●考察
  敷地境界での振動レベルに事務所2Fは約7dBの振動増幅が認められるが、現在のところ、敷地境界
  での振動増幅1dBに比べて2階の振動レベル増幅は0.95dBなので単純増幅であるが、この状態が継
  続すれば木造家屋ゆえ、接合部分の遊びが大きくなり、躯体の補強も必要となる。
  
●測定風景
      
                              工事後道路及び測定風景


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