(測定事例File032)            二酸化炭素濃度測定(番外編)

●測定目的
    検知管式測定器を使用して、事務所室内の二酸化炭素濃度が許容範囲内であるかの測定を
    行った。
    ※検知管式測定器と検知管を組み合わせると、いろいろな種類の気体の濃度が測定できます。

●使用機器
    検知管式測定器(ガステック) 検知管(二酸化炭素:測定範囲 300〜5000ppm)

●測定方法
    検知管式測定器に対象(二酸化炭素用)の検知管を差し込み、測定場所にてハンドルを一気に引き、
    そのまま固定し、吸引を行い、一定時間経過後、検知管の変色層の目盛を読み取る。
    測定対象は、
      @事務所室内
      Aアルミ缶(国産ビール)飲み口(実験の目的とは外れますが、どれぐらいの濃度になるか参考まで)

●測定場所
    事務所(2F)

●測定結果
測定対象 条件 測定値
@事務所室内 作業員1名・エアコン(暖房)使用 500ppm(0.05%)
Aアルミ缶(国産ビール)飲み口 開栓直後 5000ppm(0.5%)以上

    事務所室内の二酸化炭素濃度は労働衛生上の許容濃度範囲内であった。

まとめ
     大気中の二酸化炭素の濃度は約0.04%です。二酸化炭素は人(動物)の呼吸や、燃焼器具の燃焼
    によって発生し、閉め切った室内では、暖房(燃焼)器具等の使用時に二酸化炭素濃度が0.5%を超え
    る場合があります。 
     ちなみに、労働衛生上の許容濃度は、5000ppm(0.5%)となっており、閉め切った部屋で暖房(燃焼)
    器具を使用している場合は、換気等をするよう注意が必要であります。
     さらに、二酸化炭素濃度が約3〜4%以上になると頭痛、めまい等の健康被害がでるとされています。

参考
    事務所則(抜粋)では、
    事務所衛生基準規則(昭和四十七年九月三十日労働省令第四十三号)
    最終改正:平成一六年三月三〇日厚生労働省令第七〇号
    労働安全衛生法 (昭和四十七年法律第五十七号)の規定に基づき、及び同法を実施するため、
    事務所衛生基準規則を次のように定める。
     第一章 総則(第一条)
     第二章 事務室の環境管理(第二条―第十二条)
      (換気)
      第三条  事業者は、室においては、窓その他の開口部の直接外気に向つて開放することができる
        部分の面積が、常時床面積の二十分の一以上になるようにしなければならない。ただし、換気が
        十分に行なわれる性能を有する設備を設けたときは、この限りでない。
      2  事業者は、室における一酸化炭素及び二酸化炭素の含有率(一気圧、温度二十五度とした場合
        の空気中に占める当該ガスの容積の割合をいう。以下同じ。)を、それぞれ百万分の五十以下及び
        百万分の五千以下としなければならない。
      
●実験風景
        
              事務所室内                アルミ缶(国産ビール)飲み口


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