(測定事例File033)       事務所窓からの騒音レベル(自動車騒音)の測定

●測定目的
   府道202号線に面している当社は、自動車騒音が大きいことから、24時間連続測定し、
   現状把握をする。

●使用機器
   普通騒音計(リオン:NL-06)   データレコーダ(リオン:DA-20)
   分析ソフト(リオン:DA-20PA1)

●測定方法
   
当社階段途中の府道に面している窓(室内側)に騒音計を設置し24時間測定した。
   マイクの高さは地上3m。 窓は開けた状態(但し、22時前後と9時〜14時は、閉めた状態)。

●測定場所
   事務所1F〜2F階段途中の窓(室内側)

●測定結果


 (評価)
   @騒音に係る環境基準(道路に面している地域)から評価した場合、幹線交通を担う道路のため、
    環境基準は昼間70dBA、夜間65dBAとなるが、結果は基準値を満足していた。
    (等価騒音レベルにて評価)
   A仮定として、特定工場の敷地境界とた場合、騒音規制法(特定工場等に係る規制基準)から評価
     した場合、第4種区域でも規準超過となる。
    (時間率騒音レベル(L5)にて評価)
 (考察)
   @窓を閉めた時、約10dBAの低下が認められる。
   A暴走族等が走ると最大値(Lmax)と等価騒音レベル(LAeq)は、当然高くなるが、L5は時間率騒音
     レベルなので大きくならない。
   B国際的な基準は、等価騒音レベルであり、感覚とも一致する。
   C今回振動レベルは測定していないが、評価方法の1つであるL10も同様に感覚と一致しない場合
     が多い。
   
測定結果

規制基準  (単位:dBA) 測定結果  (単位:dBA)
@騒音に係る環境基準(道路に面している地域) 等価騒音
レベル
最大値 時間率騒音レベル
時間区分 幹線交通を担う道路に近接する空間の特例 LAeq LAmax LA5 LA50 LA95
昼間 70 60.1 85 64 54 44
夜間 65 54.0 76 59 44 40
A騒音規制法(特定工場等に係る規制基準 等価騒音
レベル
最大値 時間率騒音レベル
時間区分 第1種地域 第2種地域 第3種地域 第4種地域 LAeq LAmax LA5 LA50 LA95
40 45 55 60 59.6 78 65 54 45
昼間 45 50 60 70 60.6 87 63 53 43
40 45 55 60 60.6 83 64 56 46
夜間 40 40 50 55 54.0 76 59 44 40
 ※上記規制値は、一例であり、基準値、区域、時間区分(時間範囲)等は、各都道府県の条例にて定められている場合がありますので、
   あくまで参考値です。又、測定値につきましても、本来の測定方法に準じた方法ではありませんので、あくまで分析結果として各値が
   測定結果として求まることを表したものです。よって
規制基準との評価も、あくまで本来の対象物(音源)を正規の測定方法で測定
   した結果と仮定した場合となります。


波形記録

  


参考
   @ 自動車騒音の評価値Leqと時間率の関係
     昔は時間率騒音レベルL50(中央値)で評価していたが、瞬間的な大きな騒音レベルが
     評価されにくい。
     又、統計手法といってもヒストグラムの中央値や上端値、下端値を用いているだけで感覚値
     や先進諸国の流れから等価騒音レベルが妥当であると言うことと、過去のL50(中央値)と
     Leqが偶然(?)にもほぼ一致していたことから過去のデータとの整合も何とか付く(過去デー
     タも生かせる)との理由でLeqになったと記憶している。
      「新訂騒音の測定・評価(監修 通商産業省軽量教習所 平成7年9月16日増刷)」

   A 等価騒音レベルと時間率騒音レベルの比較(騒音の簡単な解説)
     等価騒音レベルと時間率騒音レベルは騒音の簡単な解説にて示すように長所・短所がある。
     従って当社の計量証明書は騒音レベルについては、併記している。

   (関連情報)
     道路交通騒音、振動、交通量等測定 リーフレット(PDF 約0.3MB)
     特定工場(施設)に係る騒音・振動測定 リーフレット(PDF 約0.3MB) 
     
特定建設作業に係る騒音・振動測定 リーフレット(PDF 約0.3MB) 


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