(測定事例File034)                 酸素濃度測定(番外編)

●実験目的
    酸素濃度計を使用して、呼吸により酸素がどれくらい消費されるかの実験を行った。
    
●使用機器
    磁気式酸素濃度計(島津製作所:POT-101) データレコーダ(リオン:DA-20)  
    分析ソフト(リオン:DA-20PA1)

●実験方法
    レジ袋(高密度PE)を口に密着させ、レジ袋内にて呼吸を行い(密着させることにより外部
    の空気を遮断)、その場で酸素濃度計にてレジ袋内の酸素濃度を測定する。
    実験時間は、10分間(気分的には息苦しくなり、呼吸が荒くなったのでそこで中止とした)
    行った。
    本来は、レジ袋ではなくテドラーバックやフレックスバッグを使用すべきであるが、リアルタイム
    で分析したのでレジ袋(高密度PE)で良しとした。

●実験場所
    事務所(2F)

●実験結果
測定対象 条件 測定値
室内酸素濃度 約21%
レジ袋内 10分間呼吸後 約15%

  酸素濃度(内)
  

まとめ
     10分間呼吸により酸素濃度は6%消費され約15%となった。
     実験時には、酸素濃度低下による症状(気分的には息苦しくなり、呼吸が荒くなった)が
     表れる(下記酸素濃度16%の症状)ことが分かった。
     
     一般的に酸素欠乏の症状として
      酸素濃度16%:呼吸脈拍増、頭痛悪心、はきけ、集中力の低下
      酸素濃度12%:筋力低下、めまい、はきけ、体温上昇 ・
      酸素濃度10%:顔面蒼白、意識不明、嘔吐、チアノーゼ
      酸素濃度 8%:昏睡
      酸素濃度 6%:けいれん、呼吸停止
     があります。(個人差がありますので参考まで)

参考
     酸欠則(抜粋)では、
     酸素欠乏症等防止規則(昭和四十七年九月三十日労働省令第四十二号)
     最終改正:平成一五年一二月一九日厚生労働省令第一七五号
     労働安全衛生法 (昭和四十七年法律第五十七号)の規定に基づき、及び同法 を実施するため、
     酸素欠乏症防止規則を次のように定める。
      第一章 総則(第一条・第二条)
      (定義)
       第二条
       一 酸素欠乏 空気中の酸素の濃度が十八パーセント未満である状態をいう。
       二 酸素欠乏等 前号に該当する状態又は空気中の硫化水素の濃度が百万分の十を超える
          状態をいう。
       三 酸素欠乏症 酸素欠乏の空気を吸入することにより生ずる症状が認められる状態をいう。
      第二章 一般的防止措置(第三条−第十七条)
      (換気)
       第五条 事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させる場合は、当該作業を行う場所の
             空気中の酸素の濃度を十八パーセント以上(第二種酸素欠乏危険作業に係る場所に
             あっては、空気中の酸素の濃度を十八パーセント以上、かつ、硫化水素の濃度を百万
             分の十以下)に保つように換気しなければならない

      
●実験風景
                  
                       測定機器(レジ袋内を入力)
                


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