(測定事例File054)     外付けハードディスクのラウドネス、音圧レベル、周波数分析

●測定目的
    外付けハードディスクが稼動するとサー(シャー)と耳に付くので今回、ラウドネス値他を
    測定した
    
●使用機器
    精密騒音計(小野測器:LA-5111:1/3オクターブバンド回路、ラウドネス回路組込)
    PC(RS232C接続でPC上で表示及び保存)

●測定項目
    @ラウドネス値N(GD:拡散環境)
    AラウドネスレベルLN(GD:拡散環境)
    BZ及びA特性音圧レベル
    CZ特性1/3オクターブバンド周波数分析

●測定条件
    
ハードディスク(稼動・停止時)から機側0.12mで行った(場所の関係)。
    ※停止時はバックグラウンドのレベルとなる(暗騒音)

●測定結果

    @ラウドネス値N : 稼動時6.1sone 停止時1.5sone
   

    AラウドネスレベルLN : 稼動時66.0phon 停止時45.6phon 
   

    BZ特性音圧レベル : 稼動時55.9dB 停止時54.8dB
   

    BA特性音圧レベル : 稼動時45.6dBA 停止時30.3dBA
   

    CZ特性1/3オクターブバンド周波数分析 : 稼働時は125Hzと630Hz以上の周波数で卓越
   

●まとめ
     ハードディスクの稼動音(サー、シャー音)は、630Hz以上の可聴域で約10から25dB音圧
    レベルが上昇し、ラウドネス値で1.5から6.1sone、ラウドネスレベル値で45.6から66.0phon、
    A特性音圧(騒音)レベルでは30.3から45.6dBAの増幅となった。
     Z特性音圧レベルは、停止時54.8dB、稼動時55.9dBとほぼ同値となった。A特性では1.25kHz
    から5kHzでZ特性に比べて重み付けされていることから約15dBAの増幅となった。

     ラウドネス値ではもとの音に比べて約4倍になった。A特性の重み付けではカバーされない
    (考慮されない)周波数成分も不快な音として評価されたためと考えられる。

     なお、本ハードディスクは、ファンレスタイプであり、PCに組み込まれたハードディスクよりも
    大きな音を発生させていたという理由で測定に使用した。ハードディスクを点音源と考えた場合、
    0.5m離れた地点では39dB、1mでは36dBとなる。
                  
      
●測定風景

               
                測定風景            精密騒音計ラウドネス表示
                                     (GD:拡散音場)


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