(測定事例File077)           NI-MH電池放電特性実験(番外編)

●目的
    測定器に二次電池(Ni-MH)を4本セットで使用しているが、充放電の履歴は同じで
    ある4本セットの中で、たまに想像していたよりも電池残量が減っていることがあるこ
    とから、以下を調査することを目的とした。
     
     @性能低下した電池(バラツキ)を探すこと
     A電池の性能を出し切る条件を探すこと

●対象
    国産二次電池(Ni-MH)

●測定機器
    データレコーダ(リオン:DA-20)

●方法
    電池1本毎に1.5V豆球2個並列(合成抵抗0.4オーム)を接続して電力を消費させ、
    電圧をロガーで記録し、放電時間の短い電池(不良電池)を探した。

●測定・分析結果


    @充電済み電池のバラツキ
       4本中、初期電圧が低い電池及び、放電時の電圧もバラツキがあった。
       また、電圧が0.9V以下になると急激に電圧の低下する傾向があった。

      

    A充電直後の電池のバラツキ
       4本とも同じような電圧、放電状況であった。

      

    B充電状況の違い
       使用する時は、4本直列に使用しているのでその状況での比較を行う。
       当然と言えばそれまでであるが、充電直後の電池では4.4〜4.6Vの電圧が
       120分続き、180分経過後も4.2V以上であった。
       充電済みの電池は、3.8〜4Vの電圧が120分続いたが、3.6Vになると急激に
       電圧が低下するのでその前に交換する必要がある

      

まとめ
    4本の使用履歴が同じであっても、充電放置すれば4本の充電状況が変わるので、
    使用する前に充電した電池を使用することが望ましい。

    また、今回使用した二次電池メーカの指定充電器を使用して4本充電したが、何故か
    1本だけ充電しきらずに完了を示すLEDが消灯し、電圧を確認したところ無負荷では
    約1.4V付近を示したが1本だけ0.8V程度であった。

    対策として充電不足の電池1本のみ充電したところ、他の3本と同じ充電容量に回復した。
    但し、上記の方法でも回復しない電池もあった。


 (参考)アルカリ電池(使用中)の放電状況を下記に示す。

    二次電池と放電のカーブが異なり、一定電圧の時間がなく、時間の経過と共に低下した。

     使用中アルカリ乾電池
    

●実験風景

               
                            実験風景



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