(測定事例File090)      道路段差の大型車通過による地盤振動について

●測定目的
   道路を横切る形で段差量約3cmの台形の段差がある道路で、大型車通過時の
   地盤振動の確認を目的とする。

●使用機器
   振動レベル計(リオン:VM-52)
 データレコーダ(リオン:DA-20)
   分析ソフト(リオン:DA-20PA1)

●測定方法
   段差の直近道路端、段差から5m及び10mの道路端を測定点とした。
   (道路に対して垂直距離減衰が取れないため、道路と水平の2地点とした)
   振動レベル計の出力は、振動加速度レベルとし、必要に応じ鉛直振動周波数
   補正を行った。

      
                          測定イメージ

●測定結果
    (1)振動レベル(地点ごと全体グラフ)
       振動レベル@、Aでは段差直近の瞬時値が65、64dBと高く、段差から離れると低い。

       ○段差直近
        

       ○段差から5m道路端
        

       ○段差から10m道路端
        


       ○クローズアップ@(振動レベル@)
       

       ○クローズアップA(振動レベルA)
       


    (2)クローズアップ@、Aの1/3octバンド周波数分析結果
       16Hzの周波数が卓越している。

       ○クローズアップ@の1/3octバンド周波数分析結果
        

        
○クローズアップAの1/3octバンド周波数分析結果
        


まとめ
   道路が劣化し段差等が発生すると通行車両により地盤振動が生じる。
   地盤振動は、車両の種類・積載重量・通過速度・車両の整備状況等により、
   大きく変わる。

   本測定は、道路にできた3cm程度の段差を大型車両が通過した時に直近地点
   では振動レベル65dB程度発生し、道路と平行した5mの地点で約60dB、10mの
   地点で約58dBと減衰していることがわかった。
   又、地盤の卓越周波数は16Hzとやや軟弱と思われる。

●測定風景

                   
                             測定風景
  
      
            段差状態                      段差量調査

        


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