振動測定の概要   

 振動測定は目的に応じて使い分ける必要があり、測定結果が使い物にならない場合もあることから、一般論
 として解説します。

 ●振動測定の種類、用途、特徴について
 
振動加速度 振動速度 振動変位
周波数重み付け なし あり(鉛直、水平) なし なし
別称 dB化したものは
振動加速度レベル
振動レベル
(公害振動)
なし なし
単位 m/s2、
dB、
gal(1cm/s2)、
G(980cm/s2)
dB m/s、
kine(cm/s)
mm、
μm
用途

物理的(機械振動)な振動加速度や固体音に変換するとき、地盤卓越周波数を求める場合に用いる。
比較的高い周波数に向いている。

体に感じる周波数の重み付け(JIS-C-1510 鉛直特性、水平特性)がされ、人体の全身を対象とする振動の評価に用いる。
周波数1〜80Hz。

発破振動としてkine(cm/s)を用いる。
比較的低中振動数を対象とする。

目に見える程度のゆれなどの低周波数を対象とする。
計量証明 不可

鉛直特性のみ

不可 不可
測定器名称 汎用振動計、
振動レベル計
振動レベル計 汎用振動計 汎用振動計
測定器構成

ピックアップ(センサー)と測定器本体との組み合わせ可能。
但し、ピックアップの感度校正を行う必要あり。

ピックアップ(センサー)と測定器本体が指定され、変更はできない。

ピックアップ(センサー)と測定器本体との組み合わせ可能。
但し、ピックアップの感度校正を行う必要あり。

ピックアップ(センサー)と測定器本体との組み合わせ可能。
但し、ピックアップの感度校正を行う必要あり。
その他 @全身・手腕振動の
 作業環境(能率、
 健康・安全、快適
 性)に関係あり。
A機械(回転部分)
 振動の異常検知
B建築物の居住性
 能評価指針
C固有(卓越)振動
 数の測定
@道路交通振動
 (要請 限度)
A新幹線鉄道振動
 (規制基準)
B特定工場、
 特定建設作業
 (規制基準)
発破振動の予測式があり、薬量(kg)、発破源からの距離(m)、各種係数により行う。 車両段差通過時の最大応答振幅
トリパタイト図
(振動数、応答加速度、応答速度、応答変位)による鉛直振動に関する性能評価曲線

 (関連ページ)  振動レベル計と汎用振動計の違い   手腕振動について(コラム)



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