等ラウドネス曲線

     ラウドネスレベルは、JIS Z 8106:2000「ある音について、正常な聴力を持つ人が、その音と
     同じ大きさであると判断した自由進行波1kHzの純音の音圧レベルに等しい値(単位:phon)」
     として定義されている。

     聴感は、音圧レベルだけでなく周波数によっても変化し、音圧レベルと単純に比例しない。
     等ラウドネス曲線は、周波数1kHzの音のラウドネスを基準にして20Hzから15kHzの範囲で
     同じ大きさに聞こえる音圧レベルを調べたもので等ラウドネス曲線という。

     一般的に知られているのはA特性音圧レベル(騒音レベル)だが、これは、40phonの等ラウド
     ネス曲線の逆特性を近似したもので、多くの周波数成分を聞いた時の音の大きさを評価す
     ための周波数重み付けした値であり、騒音測定では広く用いられている。

     騒音問題は、特定の周波数成分が卓越(特異的に高い)している音の場合、A特性音圧
     レベル(騒音レベル)値と聴感が対応せずにA特性音圧レベル(騒音レベル)では低く、問題
     が無いとされる場合でも苦情者からすれば数値が低くても音が小さくなっていないと時として
     苦情が併行線のまま進む場合がある。
     
     本質からすれば、等ラウドネス曲線の40phonの逆数で周波数重み付けされた単一の評価
     軸であるA特性音圧(騒音)レベルだけで評価するから時として意見がかみ合わない。

   
     
         出典:騒音・振動技術の基礎と測定 講習会資料より引用「日本騒音制御工学会(H17.6.1)」


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