平成21年9月5日(某テレビ局から電話がありました)(12)

 最近の事件でアパートの洗濯機等の音が原因で殺人をしたとのことで、あるテレビ局の
 ADさんから
 御社の全自動洗濯機の騒音・振動のデータを使っていいかとの内容で日曜日の朝、
 電話があった。

 半分寝ぼけていたものの、どうぞ、でもお金は払いませんよと告げたら相手は、はあ?
 という返事だった。

 よく○○広告(企画)ですが、御社の特集をしたいのでタレントの○○を○日○時に
 向かわせますのでインタビューします。つきましてはタレントのインタビュー代金と掲載料で
 ○○円を用意してくださいと言う
 のが多いからてっきりそれと思ったと伝えた。

 お金は要りません。

 それならどうぞご自由に使用してください。データ提供○○とかの掲示だけで結構です。

 ところで、二槽式洗濯機の騒音・振動はどうですか?
 一概には言えませんが、建築構造、置き場所(階、屋内外)と洗濯機の年式、使用状態
 (すすぎの水量とか、脱水時のバランス取り、足ゴムの劣化)などにより大きく変わります。

 ・・・・そうですか。

 その後、その事件の本質が騒音(洗濯機や階段の昇降音)ではなかったらしく、
 テレビデビューは無かった。
 存外、当社のHPを見ている人もいるのだなあと思った。


平成21年10月8日(人口密度と騒音苦情件数の関係についての一考察)(13)

 都道府県の人口密度と騒音苦情件数は、H18の場合、相関係数がR=0.94と高い
 相関を示し、首都圏・愛知・大阪府が人口密度と比例して苦情件数も高い。H19に
 ついてもほぼ同じ状態。

 
                都道府県人口密度と騒音苦情件数(H18)

 騒音苦情は、人が多く住み、近所付き合いがなく、隣接空間が小さい(少ない)場合
 に発生しやすいと考えている。


 そこで、騒音のほとんどが県庁所在地で発生していると強引に仮定した場合、上記
 と少し違ったケースが生じる。

 
              県庁所在地人口密度と騒音苦情件数(H18)

 赤丸の県庁所在地は那覇市である。米軍の戦闘機や町もにぎわっていると思うので
 何らかの理由(県民性:おおらか、常日頃会話〔あいさつや何らかの対策〕をして苦情
 になる前に)で解決しているのだろうか。沖縄には行ったことがないので謎である。

 いずれにしてもマクロな視点で観察すると発生する都道府県や県庁所在地は大きく
 2分される。
2分とは、県庁所在地の概ね2000人/ku以下の群とそれ以上の群である。

 この推論の欠点として県庁所在地以外の中核市を無視しており、確度は不明である。


 引用:環境省HP「H19騒音概況」、各都道府県HP「人口統計他」




平成22年6月14日(昔の話(高校生の時の記憶))
(14)

 高校生の時に電気工学を勉強した。 
 今から約30年前になる。

 冷蔵庫の冷媒についても勉強した。 
 フロンが発明されるまでは、アンモニアを冷媒として使用していたケースもあったと  
 記憶している。

 当時は、銅パイプの溶接技術が完璧ではなくて、時々冷媒が漏洩してアンモニアが
 気化して臭くて大変だったと教官から教えてもらった記憶がある。

 当時も、フロンR-12だったかな、が出回った頃は夢の冷媒とまで賞賛されていたようだ。
 何せ、匂わない、冷媒能力がアンモニアよりもすばらしく、単価もリーズナブルな価格まで 
 低下していたからこそ、全てがアンモニアからフロンへ変わった。

 当時からも物の導入時については、短期的なものの見方と、識者がよしとすると導入は
 されやすかったと思われる。



平成22年7月1日(
作業環境測定と有害物の体内代謝)(15)


 従業員に作業環境測定の講義をした。

 有害物、例えばベンゼンを扱う作業場で不適切な作業方法により、作業場内の気中ベンゼン
 濃度が高濃度になった状態で作業をし続けると、急性の有機溶剤中毒になって気分が悪くなる
 など意識 として反応するでしょ。

 でも、匂わない程度の低濃度でも、体に取り込まれると無意識下で体は反応している。
 ベンゼンそのものの麻酔性や酵素作用によってフェノールやカテコール、フェニルメルカブツール酸
 などに分解等(酸化、還元、抱合、加水分解等)する。

 これらを如何にして無毒化して水溶性にしたり、悪さをする成分を抑えたまま早く体外に出すかを
 無意識にしてくれている。代謝物であるフェノールは、硫酸抱合して尿として排出される。

 これを説明した時、従業員は、エッ体の中に硫酸が存在するんですか?

 いやいや、硫酸そのものが存在するのではなく、肝臓で適切な化合物(硫酸イオン又はその前駆体)
 をつくり、フェノールと硫酸の化合物(抱合)を作って水溶性にして尿として排出するんだ。
 そして、有機溶剤や特定化学物質などは作業の週末に血中濃度がピークになるのでなるべく
 作業日の週末の午後に特定検診で採血や検尿をした方が暴露の実態を把握しやすいんだ。

 作業環境は、3管理が大切なんだ。  
 1.作業管理(作業の方法、使用薬剤の低害可への置換え、作業場内
   の換気方法、作業員の動線)
 2.作業環境測定(作業場の空間的濃度の把握:A測定と最高濃度と
   考えられる位置・時間等での暴露濃度把握:B測定)
 3.健康管理(特殊健康診断や精神面での衛生管理など)

 を説明したが、何分20年前に取得したままでレベルアップ講習や中堅者
 講習などの講習をずいぶん受けていないので情報が古いか、もしかした
 ら間違っているかもしれないがお許しあれ。

 とにかく、連日暑い、番ねこもひっくりかえって職場放棄している。
    


平成22年7月9日(季節家電製品の使用前に確認を(扇風機、エアコン、暖房器具等)
(16)

 確認方法は簡単です。

 1.測定器類を使用しない場合

  @音で確認(異音、カタカタと回転ムラが無いか)
  A目で確認(弱〜強〜弱と変えた場合、回転にムラが無いか)、プラグやコードの被覆(昔の
    製品は塩ビ製品や絶縁ゴム)の脆化が無いか
  B臭いで確認(通電、弱〜強〜弱と変えた場合)異臭や煙が出ないか。
  C本体を触った時に漏電して電気のビリビリ感が無いか。
  D接触不良により、動作したり、しなかったりしないか。(スイッチ面の酸化や点接触により
    発熱・発火の可能性あり)

   以上は、簡単な確認であり、少しでも異常があれば、お近くの電気屋さんにご相談して下さい。

 2.測定器を使用する場合
 
  @回転計(非接触タコメータ)を使用する場合
     扇風機やエアコン室外機等羽のある場合、羽の一部に反射テープを貼り、その部分に
     タコメータのレーザー光をあてて回転数を確認する方法。 
     回転ムラや軸受け部の抵抗が大きい場合は、数値がばらついたり、回転数が理論値よりも
     低い場合は、軸受け等の給脂や偏磨耗が考えられ、発熱と共に電力の無駄な消費が行われ、
     そのまま使用し続けると機械の故障や最悪発火します。

  A振動計を使用する場合
   
     モータ等の近傍の軸受け部にピックアップ(振動センサー)を取り付けて軸受けの変位(
     カタカタ音や振動)や振動加速度(不安定な回転や間欠的に現れる振動・騒音)を測定する
     ことにより、軸受け〔ベアリング〕のボール又はコロの玉傷や破損、内輪や外輪の全体傷が
     見つかり、早期修理することにより修理代が安くなる場合があります。

     これは、家庭用の季節家電だけでなく、工場の送風機、コンプレッサー、コンベヤベアリングや
     破砕機、粉砕機にも同じことが言えます。
   
     工場で使用されている特殊な機械は回転刃、固定刃により粉砕や破砕を行っている場合、
     変位限度を超えると高速回転で刃同士がぶつかり合い、刃だけでなく周辺のベアリングや軸、
     電気系統の焼けきれ、近くに人がいれば事故に巻き込まれる場合もあります。
   
   それ以外に換気扇等購入したての時に回転数を計っておけば羽の汚れ具合(油汚れ)の
   判断材料にもなります。

 3.その他の方法

  @聴診器などがあれば機械音を聞いて、正常音と異常音(ごろごろ音や間欠音)の区別がつき
    ます。(慣れれば)

 ともあれ、電化製品も原因(劣化)があり、それを使用する機会(季節的又は通常)がある限り、
 いつかは故障するのが必然でありますので、今一度家庭内外や職場内外も定期的に確認をして
 は如何ですか。