平成23年3月5日(「社名は、環境工房」)(22)

 社名は、環境工房。

 主要業務は、音と振動の環境計量証明事業。
 ならば社名に、測定、計測、リサーチ、メジャー、モニタリング、試験等が入った方がわかり
 やすいし、検索にもヒットしやすい。

 何故、環境工房なのか?
 環境を測定するだけでなく、快適な環境を総合的に作りたかったからである。
 測定もするが、力のあらん限り、対策案や提案や実験も行いたい。

 法的に対応する必要があれば、弁護士や建築士とも連携しベストな解決を導き出したい。
 そして、測定器も現場に応じたシステム(ソフト・ハード)を作りたい。

 時々、考え事で頭がすっきりしないときに、畑違いの
 異径ねじを「ねじ切りダイス」という雄ねじを切る工具
 で、机の上で油を差しながらきれいにできあがると
 達成感で満足し、考え事に集中できる。

 社員は、油臭いは、ねじの切りくずが机や床に飛び
 散っていい迷惑であり、苦言するが、気にしない。

 で、何が言いたいか。
 測定現場でこんなところで測定できない、特殊な
 機材がなければ測定できないなどの場面に遭遇し
 ても、普段から物を作っておけば、現場用の機材が
 その場で作れる。
 感が働き、何とかなるものである。何とかせねば
 プロではない。

 という訳で、排ガスの流速測定用の真鍮パイプに
 ねじを作った。



平成23年4月13日(ハーバード流交渉術)(23)


 書名は忘れたが、多分「ハーバード流交渉術」だったと思う。
 覚えている内容は、オレンジの取分をめぐる姉妹の攻防であった。
 
 1個のオレンジの分配について姉妹がもめていた。
 そこへ母親が和解としておおよそ半分づつに包丁で切って、じゃいけんで勝った方に
 選択権が与えられた。
 いわゆる折半である。

 姉の方は、オレンジの皮を使ってマーマレードを作り、果肉は捨てた。 妹は、果肉
 を食べ、果皮は捨てた。
 姉妹の見掛けの合意点は、初めの折半である。
 しかし、最終的な目的を加味するならば、用途を聞いたうえで果皮を姉に渡し、果肉
 を妹へ与えればオレンジの 廃棄量はゼロになっていた。

 何が言いたいかと言えば、初期のもめごとの時に最終目的を知っていたならば、御互い
 無駄と、争いはないという事だ。

 騒音・振動・臭気は、感情に近い感覚であるから、御互い冷静に判断できるケースは
 少ないと思っている。
 マスコミにご厄介になっているケースは御互い又は片方が直情的であるだけである。
 住民説明会等で問題になるケースで多いのが、予告(通告)あるいは協議なく、工事
 又は操業を開始したため に起こる、約束を破った等が多い。

 騒音・振動の発生者側の言い分として環境測定の結果、規制基準以下であり、
 役所の許認可を得ているので何ら問題は無いと言う。
 
 地域住民は、性能試験又は事前測定の結果説明を受け、納得した上で稼動すべきと
 主張し、無断の操業は約束違反と抗議する。

 一旦もめると、感情的となり、正当論も聞いてもらえない。
 住民側の求めに応じて測定し、法的に問題がなくともわだかまりから収束しない。

 そこで、最初から情報のディスクロージャーと妥協できる点と出来ない点を整理しておけば 
 ハード対応である防音壁、静音化装置等がソフト対応で済むケースもある。

 例えば、法規の杓子定規な対応ではなく、地域の暗騒音(振動)を極端に上げない
 時間帯での操業方法や作業フローの修正等、季節あるいは月末等ある程度騒音や振動
 が伴わざるおえない状況では、事前に説明するか通知するなどして協力をお願いすれば
 昨今の景気状況から理解も得られるケースもあると思う。

 要は、常日頃の対話と約束の守り具合(ソフト面)での受忍というのも受け入れてもらえる
 と考える。


平成23年5月21日(科学者、技術者の役目@-エネルギー編)(24)

 古代より人間はエネルギーを利用してきた。

 狩猟生活時代は、竹のしなりを利用した弓矢、矢の先に尖った黒曜石を付けて獲物に
 ダメージを与えるもの、摩擦熱を利用した火起こしから焚き火など。

 自然エネルギーを利用したもの。水流を回転エネルギーに変える水車(水平方向)、
 その先で上下運動(杵と臼)や歯車を使用して回転を90度変えた石臼など・・・・。

 化石燃料の使用。石炭⇒石油、ガスなどを利用してその熱から蒸気を起こして蒸気機関、
 ボイラー、エンジン、発電など。有限資源の利用。

 原子力エネルギー核崩壊に伴う熱エネルギーを蒸気に変えての発電。

 自然エネルギーを利用した水力、風力、太陽光、地熱、潮力、振動エネルギーなど。

 どれも長所、短所があり、利権などに関係なく哲学のある科学者は長期的な視野で論じて
 もらいたい。


 私個人として「持続可能な環境社会・・・(sustainable)」
 という表現は嫌いである。
 それは、環境が受身として捉えられている感じがして、
 経済が最優先され、従属的に環境が付いているから
 である。
 
 長い目で見て(100年、1000年・・・)環境が保全され続
 けられなければならないと考えている。(continue)

 ちなみに当社のロゴは、4つの
 e「energy、environment 、economy、education」

 の協調と継続「continue」 からなっている。
   



平成23年5月31日(科学者、技術者の役目A-電力編)(25)

 『新エネルギー』 風力、太陽光発電、地熱、海洋の潮位差発電、はては大気圏外での発電、
 地球への送電などメリットばかりが目立ち、デメリットはわからない。

 『風力』  風力エネルギーを回転エネルギーに変換し発電機を回す。地上部には電圧や
 周波数の変換装置がある。 デメリット(陸上・海上問わず)として、イニシャルコスト(不便な
 場所での建設)、ランニングコスト(高さ100mとしても風車のメンテナンスや交換もかかる)が
 かかる。 無風時は発電しない。 非安定電力。 田畑が近傍にあれば、農作業時に明暗が
 あり、いらいらするらしい。 
 低周波音の発生可能性。

 『太陽光発電』  太陽の熱エネルギーを太陽電池(半導体:PN接合体)で直流電力を交流
 電力に変換して使用。 太陽の動きや天候に左右されるが、大規模なプラントでは、太陽の
 動きに同期させて傾斜するものも実用化している。 但し、非安定電力であり、夕方や天候に
 支配される。 また、半導体のため、寿命が以前では15年が限度と言われ ており、有害金属
 (Ga、As等)の使用もあり、同一物であれば資源回収も可能であるが、他社製や旧式のタイプ
 では資源回収も難しい。 半導体を使用しない有機化合物の太陽電池も開発されているが、
 エネルギー効率が課題であり、商用化にはいたっていない。
                                                
 『宇宙空間での発電』  太陽光よりも宇宙空間の方が発電効率も良く、天候の影響を受け
 ないため、安定電力ではあるが、送電方法が無線式となるため、スカイジャックされた場合、SF
 なみの恐ろしい状況も想定が必要。 また、地球への影響も不明であり、イニシャルコスト、ラン
 ニングコスト共に現在の電気代の何倍になるやら。

 『潮位差発電』  海外では潮位差が数10mもある場所があり、高位の時に堰き止めて、下部
 から位置エネルギーを回転エネルギーに変換し、発電。生態系への影響は無視できない。 
 比較的安定電力。 日本では実証運転はされているが、商用運転は不明。

 『地熱発電』  温泉地帯で商用稼動している。 日本には向いていると思うが、地熱を利用して
 いるため、人工的に制御が困難(制御量を超えた場合は、バイパスなどへ逃す工夫もされている
 と思うが)であること、地熱エネルギーは、熱交換器を介して蒸気エネルギーとして回転運動へ
 変換し、発電機で発電される。 比較的安定電力。 但し、温泉地帯ゆえに有毒ガスの発生と
 金属類の腐食があり、メンテナンスに危険が伴うのと、万が一の暴発時に熱交換部分と発電部分、
 変電部分、管理棟など安全な間隔が必要。

 その他の振動エネルギーや圧力エネルギーも一部閉鎖系で実証プラントがあるが、電力全体
 から見れば微少で現行の電力の一部にもならない。

 原子力発電は、すでに新聞報道済みなので割愛する。



平成23年6月11日(科学者、技術者の役目B-薬品編)(26)

 新技術や研究成果など長所やメリットばかりを主張する科学者や技術者は歴史的に見て
 如何かと思う。
 
 実験段階、試作品、実証試験、商用試験など段階的に長所と短所、将来的な影響など
 マトリックス(長所・短所の項目別一覧表)を作成して、そこにはお上の意向やクライアント
 の要望は無視する。
 
 純粋な目で検討することが科学者、技術者の役目であると思う。そして、お上やクライアント
 からは次回から仕事が来ないかもしれないが、長期的視野に立ち、経営も当然苦しくなる
 が、毅然とした覚悟と会社、従業員にも倫理観が必要ではなかろうか。

 『薬品』  効能が先行して薬害(超長期的な服用で次世代へ継承するもの)などについても
 後書きや小さな字で書くのではなく、はっきりと書く。マクロな視点で環境に対する影響が不明
 な物はグレー商品(制限販売)として追跡調査を自主的にするなど。
 フロンガスは人工的に作られた薬剤で、安定性・特性が優れているが、長期的にはオゾンホール
 なり、温暖化に寄与したものの、当時としては画期的であった。
 他にもPCBなども電気的に絶縁性が良く、経年劣化が少ないことから昭和40年以前は高電圧
 用のトランス、コンデンサー等に多用されていた。

 『農薬』  有害虫を殺傷するための薬品。 対象有害虫の殺傷能力はあるが、他の生物への
 影響や変異原性、残存性、薬品分解時の中間生成物の挙動が十分に把握されているとは言い
 がたい。

 『化粧品』  昔のお歯黒やおしろい等、確かカドミウムや鉛を加工して黒や白色を作っており、
 お歯黒による慢性中毒、赤ん坊をおんぶした際の首もとのおしゃぶりによる急性おしろい中毒
 など歴史書を見ると記載がある。