●実験目的 隣室や外からは見えない音源の探査や音の伝播経路の可視化を目的とした。 ●使用機器 音響インテンシティメータ、インテンシティプローブ(リオン:SI-50、SI-34) パワードスピーカー(ヤマハ:MSR-100) (音響インテンシティ:インテンシティプローブ[2つの対向するマイクロフォン]とインテンシティメータで構成され、音をベクトル(方向)的にとらえる装置。) ●実験方法 引戸の裏にあるスピーカーからピンクノイズを発生させた時の引戸から約0.25m離れた地点の騒音レベルコンターを求めた。(引戸を透過した騒音) ・条件1:引戸をぴったりと閉めた場合。 ・条件2:引戸の戸車を約1.5cmわざと開け、音をすきまから漏洩させた場合。 ●実験結果
●まとめ ・条件1:引戸の右下部の騒音レベルが高い。引戸の裏にはスピーカーがある。 引戸から、スピーカ(音源)は見えないが、引戸を透過した騒音レベルから音源と推定できる。 ・条件2:引戸下部、約1.5cmの隙間から水平方向に騒音が漏れていることがわかる。(音源対策だけではなく、伝搬経路対策も必要) 音源に近づける状況ならば、音の大きさや方向性から聴覚で確認できる場合があるが、音源が複数または、騒々しい環境ならば、周波数分析も行ったほうが良い。 |
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