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株式会社 環境工房は、騒音、振動、低周波音調査の計量証明事業所です。

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音・振動アーカイブ

NO.103 排水溝(用水路)による振動減衰実験

  ●測定内容
 道路交通振動は、表面振動が伝播すると言われている。 
 伝播の対策として、
 ・発生源対策として路盤の平滑化、歩道等での距離減衰を利用したもの
 ・表面振動の伝播軽減として防振溝など
 があり、当事務所の裏が測定イメージと写真に示すように用水路があり、防振溝と見立てて道路端と事務所敷地内での振動レベルと地盤卓越振動数を測定した。
   
●使用機器
 振動レベル計(リオン:VM-52)  データレコーダ(リオン:DA-20) 分析ソフト(リオン:DA-20PA1)

●測定イメージ

●測定場所
   事務所裏(敷地内及び道路端)

●測定結果(概要)
 結論として、振動レベルではL10で4dB、最大値で10dBの低減があった。
 地盤卓越振動数は、大型車両1台ではあるが、20Hzであり、14dBの低減があった。
 防振溝として単純に低減したのか、道路面よりも敷地内高さが1.6m高いことも影響して低減したのかも知れない。

●測定結果(詳細))
 道路端と排水溝(用水路)を介した敷地内での振動レベル比較
 地点@(道路端)と地点A(敷地内)を比較すると地点Aの方がL10で4dBz、最大値で10dBz低下し、車両振動等は表面振動の伝播と言われていることから一定の効果はあるようだ。

・道路端と排水溝(用水路)を介した敷地内での振動レベル比較
 地点   時間率振動レベル    最大値  主な振動源  地面の状態
 L10 L50   L90
@道路端 34 <30 <30 54 車両 アスファルト
A敷地内 30 <30 <30 44 車両 コンクリート

波形記録
 

・道路端と排水溝(用水路)を介した敷地内での振動加速度レベル比較
 波形記録内の○印は、大型車両走行時の振動であり、地盤卓越振動数は20Hz(@道路端63dB、A敷地内49dBと14dBの減衰があった)であり次いで16、25Hzであった。

波形記録
 
 
道路端と排水溝(用水路)を介した敷地内での1/3オクターブバンド分析

●測定風景
   



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