●測定目的 「建築物の振動に関する居住性能評価指針」に基づき交通による振動性能評価を行い、揺れの程度を確認することを目的とした。 ●測定対象 建築物:木造2階建ての道路側居室(道路と平行方向をX軸、垂直方向をY軸、鉛直をZ方向)。 建築物の近接道路走行車両を加振源とした。 ●測定方法 「建築物の振動に関する居住性能評価指針(日本建築学会)」の振動測定方法とした。 応答評価法C:実加振源(交通)に基づく応答実測手法による。 ●測定結果 ・道路と平行方向の水平振動に関する性能評価曲線は、11:26の交通でH-10に近い応答加速度が見られた。卓越振動数は20Hzであった。 ・道路と垂直方向の水平振動に関する性能評価曲線は、11:26の交通でH-30に近い応答加速度が見られた。卓越振動数は12.5Hzであった。 ・道路に対し鉛直方向の鉛直振動に関する性能評価曲線は、12:50の交通で最も高い応答加速度が見られたが、V-10に満たなかった。卓越振動数は20Hzであった。 ●評価値の説明 ・H-○○:評価点において水平方向の振動で○○%の人が感じるとされるものである。 H-10とは、10%の人が感じるとしている。 ・V-○○:評価点において鉛直方向の振動で○○%の人が感じるとされるものである。 V-10とは、10%の人が感じるとしている。
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