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株式会社 環境工房は、騒音、振動、低周波音調査の計量証明事業所です。

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〒612-8491 京都市伏見区久我石原町7-116

音・振動アーカイブ

NO.133 ファンベルト鳴き止めの効果

  ●経緯
 軽自動車のエアコン作動時にけたたましい騒音(シュルシュルと
 いう高い音)が発生するようになった。本来は、ベルト交換・張り
 上げすべきであるが、応急的にベルト鳴き止めスプレーを使用して、
 騒音感がマシになったので紹介する。
 
●騒音低減方法
 市販のベルト鳴き止めスプレーを取説に従い、エンジンを止めて
 ベルトのプーリー接触面に吹き付けては、エンジンを少し回して
 ベルト内面全体に吹き付けた。
 
●効果確認方法
 ベルト鳴き止めスプレーを使用する前後にボンネットを開けて
 騒音計(平坦特性)とデータレコーダにてエンジン稼働音を収録
 した。
 
●結果
 ベルト鳴き止めスプレーを使用する前は、エアコン作動時に
 けたたましい騒音(シュルシュルという高い音99dB)が発生し、
 近所迷惑していたと思う。使用後は、高音成分が減少し、近所
 迷惑にならない程度の騒音(70dB)になった。

 @騒音レベル比較
  メンテナンス前(99dB)→メンテナンス後(70dB)


 A周波数比較
  メンテナンス後は、1kHzから8kHzと周波数が高くなるほど
  音圧レベルが低下している。



 FFT分析(参考)
 ・メンテナンス前
   6kHz付近に高いピークがあり、その1/2(3kHz)、倍音(9kHz、12kHz)
   も低いピークがある。


 ・メンテナンス後
   全体的に縦軸のスケールがMAX100dBから75dBと25dB低下し、特徴的な
   ピーク波形が見えない。



●測定風景

     


 メンテナンス前後の音
  @メンテナンス前:MP3ファイル(約0.1MB)Aメンテナンス後:MP3ファイル(約0.1MB)
  ※再生時の音量には注意して下さい



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